2025年8月6日
きょうのKeril #12 ~名刺が新しくなりました~
みなさん、こんにちは。
きょうのKerilは矢内が担当します。
Keril Webサイトオープンと共に動いていたのが、新名刺プロジェクト!
Kerilのロゴも新しくなったし、名刺も新しくしようということで、
おなじみOrange Parlorのお二人にデザインをお願いしていました。
ロゴさえできてしまえば名刺なんてすぐできあがってしまうか?と思いきや
ああでもないこうでもない、と
結局かなりの時間をかけて完成した名刺のデザインが…じゃん!こちらです!

なんとこうして並べると、「つながり」を大事にする私たちを表すかのように
それぞれの裏面の柄が繋がるようになっているのです。
メンバーごとに色が違うのですが、この配色もまたそれぞれのイメージにぴったりで
手元に届いた時のみんなの顔が輝いていて
悩み抜いて作ってよかったな〜と思う瞬間でした。
すでに書いた通り、完成するまで紆余曲折あったこちらのデザイン。
提案してもらうデザインは全ていい感じなんだけど
でもどこか違う気がしたり、もっとよくなる気がしたり
ここは譲れないというこだわりがあったり…
作ってくれているのは歴戦のプロなわけだし
その人が出してくるものなら間違いない!という気持ちもある中で
「でももう少しこうしてみたいんだよね」と意見を言うのは
少し勇気がいるものです。
いいと思ってることは前提だけど、私たちはこうしたい、をうまく言葉にしないと
どんなに関係性があっても勘違いさせてしまったり、時には傷つけてしまったり…
「仕事だから」と割り切っても、心のどこかでモヤが生まれるのはできるだけ避けたいですよね。
日本人は相手を思いやる伝え方や直接的ではない表現ができると思われがちだけど
だからこそ直接伝える時の言葉の力が強すぎることがある、と
海外のドラマプロデューサーをやっている友人に言われたことがあります。
イギリスやアメリカのドラマ制作でよく用いられる、ライターズルームという制作体制があるのですが
これは、脚本を複数の脚本家がチームとして共同で執筆する体制のことで
(海外ドラマだとエピソードごとに違う脚本家さんが書いてることってよくありますよね)
ライターズルームでは、まずドラマの全体の流れをみんなで共有し話し合いつつ
各々が自分の担当の箇所を執筆する。
ただその内容はライターズルームで再度共有され、お互いの意見を取り入れることで
複数で書いていながらも統一感を持ちつつ、それぞれの脚本家の視点や得意分野が活かされることで、キャラクターや世界観に奥行きが生まれるのだそう。
自己主張が強いイメージのある、欧米のクリエイターたちが
自分の書いたもの、相手の書いたものについて意見し意見されたら
喧嘩になりそう…と思ったりするのですが
そのプロデューサーの友人曰く
びっくりするほど相手を尊重し、思いやり、言葉に気をつけて発言をするのだそうです。
実際、アメリカのライターズルームは
「アイディアを殺す言い方」を避ける訓練を受けた人が多くいるそうで
モノを作る人へのリスペクトを深く感じるな、と思ったのでした。
最終的に手元に届いたこの素敵な名刺と、メンバーの嬉しそうな顔を見て
モノ作りにおけるコミュニケーションと信頼関係の大切さを、改めて感じました。
人に何かを伝えるのは大変だし、ちょっとめんどくさい。
でも、伝えたい気持ちを大切にすること
そして、きっとわかってくれると信じて伝えること。
そうやって何かを一緒に作っていける関係でいたいなと、改めて感じた名刺づくりでした。
新しい名刺、これからいろんな場所でいろんな人の手に渡っていくのが楽しみです。
お会いできた時は、ぜひ受け取ってください。
そして、複数メンバー分を集めて、ぜひ繋げてみてくださいね!