2025年10月15日
きょうのKeril #22 〜どれほどの速さで生きれば、きみにまた会えるのか〜
みなさん、こんにちは。
きょうのKerilは鹿木が担当します。
いやーーーーーーーーよかった。とてもよかったです。
だいぶ恥ずかしい題名で始めたこのブログですが、
これは私が大好きなアニメ「秒速5センチメートル」のキャッチコピーです!
一昨日、実写映画をナイトショーで見てきたので興奮冷めやらずこのタイトルをつけてしまいました。
本当は10,000文字ぐらいの感想を書きたいのですが、ネタバレになってしまうため内容は割愛します。
ただアニメ版を高校生の頃に見て、大人になった今改めて見た感想を書きなぐっていこうと思います。
「秒速5センチメートル」は2007年公開のアニメーション映画です。
監督は新海誠。監督から原作、演出まで手掛けた劇場作品となっております。
3部作になっていて、遠く離れていく主人公二人の心を描く、切ない初恋と喪失の物語。
タイトルの題意は、「桜の花びらが舞い落ちる速度」。これが秒速5センチメートルらしいのです。
なんとも素敵なタイトル。センチメートルがカタカナなのも最高ですね。来世はこんな素敵な言葉を付けられる人間でいたいなと思いました。
高校生の時に興味を持ったのが、どうやら地元が少しアニメになっている作品があるらしいと
友達から教えてもらったのがきっかけです。
実は栃木県の岩舟町という、僕の地元からチャリでいけるところがアニメにもなっています。(今回の実写でもしっかりと映していただいていました嬉しい)
高校生の頃に見たときは、ただただ「切ない恋の話」だと思っていました。
この作品の中心にある“好きなのに会えない”という状況に胸が苦しくなって、
雪のホームのシーンで何度も大号泣したことを覚えています。
でも、大人になって改めて見ると、これは恋の物語だけじゃないんですねぇ
時間の流れや、環境の変化、選択すること、逃げずに向き合うこと
生きていくうちに誰もが経験をする「心の機微」に、とても焦点を当てている作品です。
大人になって、時間がどんどん過ぎていく怖さ、人との距離のはかり方、夢を追うことの難しさなどなど現実をたくさん知ってしまった今、
あの作品が当時に比べて200倍ぐらい突き刺さりました。
なんかなんていうんでしょうね。喪失感というか焦燥感というか。
心の今までくすぐられたことないところを、ねこじゃらしでさわさわされる感覚。
年を取って忘れていく小さな心の機微みたいなところを、しっかりと拾っていける人間でいたいなと強く思いました。
日々せわしなく過ごしていく中で、出会う人たちを本当に大切にしていきたいなと心の底から思わせてくれる作品。人生に無駄な時間はないということですねぇ。ありがとうございます新海先生。
そしてやっぱりこの作品の良いところは音楽が最高です。
山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」が本当にいいところで流れます。
また劇中歌のBUMPも最高でした。是非実写版見てください!!
映画の内容に触れられないのが本当にもどかしいですが、
もしこのブログを読んでくれている人で、実写映画見た方がいたら是非お酒を一緒に飲んで感想を言い合いたいです。
お待ちしております!!
