2025年11月27日
きょうのKeril #27 〜それを良しとするか否か、という判断〜
みなさん、こんにちは。
きょうのKerilは宮谷が担当します。
オフィスの近くにあるコーヒースタンドがお気に入りで
お散歩がてらよくコーヒーを買いに行く日々。
オフィスにはコーヒーメーカーがあるので、コーヒー自体はいつでも飲めるのですが
「お店に行く」ということが好きなので、足を運ぶようにしています。
もちろんお店の雰囲気自体も好きだし、何よりオーナーと話すことが好き。
行くたびに、一つずつお互いの情報を交換し合いながら
「いらっしゃいませ」から「どうも」に挨拶が変わって
「今日は忙しいの?」「お仕事はどう?」なんて掛け合いが加わっていく。
モノも人も含めた「空間」に会いに行っている、というのが正しいでしょうか。
先日はお店に流れている音楽が好きなアーティストの楽曲だったので
選曲はオーナーがしているのかと尋ねてみたところ、
フランスのオンラインラジオであることが判明。
その日以降、教えてもらったラジオ番組を延々と聴いています(笑)
昔から、ものを買うなら、通販よりもお店に行く派。
元々三重県の山奥で育ったため、通販に頼ることは多かったのですが
それでも行ける限りは行きたいと、
奈良や大阪、京都、さらには東京まで、学生時代からよく移動したものです。
そして現地の人に話を聞く。
商品について、場所について、お客さんについて、その人が好きなことについて。
そして、目と耳と肌で感じる。
におい、温度、話し声、心地よさ。
それらのピースが重なって、空間そのものが愛おしいものになっていくわけです。
ビジネスとなれば、それらのピースも意図的に作り込まれるもので
魅力的な商品、ターゲットを狙った立地環境、利用者層、空間設計
そのどれもに、“売れる”や“バズる”が組み込まれていくはずです。
しかし、クリエイティブの美しいところは
必ずアウトプットにクリエイターの思想が滲み出るところだと思っています。
いかにビジネスであろうと、いかにかこつけようとも
名前、ロゴ、コンセプト、フォルム、トーン、
お店であれば門構え、空間に置くものや流す音
そしてSNS等の発言に至るまで
アウトプットそのものにも、第三者に届くまでの道筋にも
クリエイターのかけらが散りばめられています。
すべてにおいて
「それを良しとするか、否か」
という判断を常に見定められているのが、私たちクリエイターなのでしょう。
その判断基準は、常に磨いていかなければいけないもの。
いろんな場所、いろんな人、いろんな空間に触れることで、得られるものがある。
その出会いと衝撃の蓄積が「それを良しとするか、否か」という判断を
研ぎ澄ませていくものなのだと信じています。
チームKerilは今年、いろんな場所に行きました。
東京から大きく離れたところで言えば、ニューヨークや沖縄、地方の数々ですが
もっと身近なところにも、はじめましての新しい出会いもたくさんあったなぁと思います。
今年大きな出来事の一つだった、Kerilオフィスお引っ越しもそう。
ご縁があって現在の場所になりましたが、私たちにとって新天地。
ゲームのように、一本一本直に道を歩いて、マップを拡大していった気分です。
実は新しいところに行く、ということに緊張してしまう…という
可愛いところがある弊社代表も(暴露)
今年は「ここに行ってみたい」「あれをしてみたい」とよく申しておりました。
来年はより、いろんな場所を見てみたいし、
いろんな人たちに会いに行きたい。
もちろん、自分たちの足で。
より外と、人とつながるKerilになりますように。
と、年内最後更新みたいな雰囲気を出しておりますが
まだまだ更新します!私もまた登場します!お楽しみに!(笑)
