2025年12月3日
きょうのKeril #28 〜未来の自分に「走り出す前提」を〜
みなさん、こんにちは。
きょうのKerilは矢内が担当します。
先週のブログでいくみんが
『実は新しいところに行く、ということに緊張してしまう矢内も、
今年は「ここに行ってみたい」「あれをしてみたい」とよく申しておりました』
と書いてくれていましたが…
確かにわたしはよく「これをしたい、あれをしたい」と言うなあ、と。
でも、よく考えてみると、それって「なにかをしたい」っていうよりも
「なにかをすることを決める」に近い感覚なのだなと思っています。
「したいからする」という順番ではなく、「やると決めたらやる気が後からついてくる」。
先に未来の自分に「すでに走り出している前提」を与えてしまう。
そうすると、不思議とそこに向かう力が自然に働いてくる感じがします。
この感覚は「しなければいけない」にも似ているのですが、
義務感みたいな息苦しさとは少し違うと思っていて、苦痛でもないし、無理矢理でもない。
楽しいことを「する」ことが目的なのではなくて、楽しい自分で「いる」ことが目的なのです。
そういう考え方になってからの人生は、手当たり次第にやりたいことを探すよりも
ずっと楽しく過ごせている気がします。
最近、朝に走り始めました。はい、めちゃくちゃ最近です。
このブログを書いている時点でまだ3日しか走ってないですが、
それでも事実として、わたしは走り始めたのです。笑
理由や意味や事情を考える前に「走る」と決めたら、
体の方がその決定に合わせてくれる。
外に出て一歩踏み出してしまえば、走らなかった自分はもう存在しない。
そしてやってみるといいことばかり!
1日目にして筋肉痛になってしまったということはさておき
朝の空気の中で驚くほど頭がクリアになって、仕事にもすっと入っていけるし
まだ3日でなにを言っているんだと思われるかもしれませんが
体調もいい気がします。本当に。
行動しはじめる前に完璧な動機を探す必要はなくて
「先に一歩を置く」ことで、感情や習慣があとからついてくる。
そんな感覚を改めて感じています。
この「決めて動く」という考え方は、Kerilの仕事にも根を張っています。
好きなことやできることだけをやる会社ではなく
必要だと思うこと、まだ誰も形にしていないこと、
未来の人たちが安心して使える器になるようなものに先に足を踏み入れる。
正しい方法がまだなくても、まずひとつ形を置いてみる。
そこから仲間や仕事が集まってくることが何度もあったような気がします。
走り出すと、景色が変わる。
なにかを決めた人の前には、新しいプロジェクトや人が自然と集まってくる。
Kerilはそんな循環を信じて、残り少ない今年の数日間も走っていきます。
目的の輪郭は、走りながらだんだんはっきりしていく。
そのくらいの柔らかさで進んでいくのが、ちょうどいいのかもしれません。
