2026年1月21日
きょうのKeril #35 〜「たのしい」ってなんだろう〜
みなさん、こんにちは。
きょうのKerilは宮谷が担当します。
Kerilでは、よく
「たのしくなくなったらすぐに教えてね」
と言われます。
けしてヤダヤダをウェルカムする…というものではなく、
もちろん、やるべきことはやろう。大変なこともあるだろうけど、それもがんばろう。
ただ、仕事にたのしいと思えなくなったらすぐに教えてね。
という意味で、メンバーそれぞれの「たのしい」を大切にしたい、という思いからの確認でもあります。
フリーランスが栄えて、クリエイティブ企業も増えたこのご時世。
「好きなことを仕事にしよう」運動もよく見かけます。
もれなくKerilも、我々の好きなことを仕事に活かすことを大切にしている身なので
表現だけで言うと同じ姿勢ではあるのですが
最近は「好きなことを仕事にしよう」という言葉が一人歩きして、
「好きなことを仕事にすることはノンストレスであり、ラクであり、楽しいことに違いない」
というイメージが広まってしまっているような気がします。
そして、
好きなことをしているはずなのに苦しい、辛い、しんどい…
ということは、いま好きなことができていないのではないか?
そもそも好きじゃなかったのではないか?
と、早々に諦める道を選んでしまうきっかけにもなっているんじゃないかと思っています。
好きなことだから得意なことになり、価値提供できるものになることも大いにあります。
ただ、“好き”の裏側には、とてつもないエネルギーがあって
それは時に、自分の受け入れるキャパシティを狭めてしまうことがあります。
仕事をするということは、自分の時間やスキルを使って、お金を頂戴するということで
ほとんどの人の場合、十分に生きていくにはやはり仕事をしなければいけません。
しかし、仕事となれば、一人だけで完結するわけはなく
クライアントやその奥にいるクライアントのクライアントまで関わるものです。
明確なゴールラインがあり、それを達成するためには自分の“好き”の度合いよりも
優先しなければいけないこともたくさんあります。
アートではなくビジネスであれば尚のこと。
だからこそ、ノンストレスなことはきっとないだろうし
ラクなことは一切ないと言っても過言ではなさそうです。
そういう時はやっぱり「たのしい」よりも「苦しい」が強いかもしれません。
好きなことを、仕事にすることはできる。
でも、好きだからこそ、できないことがある。
そういう事実をすっ飛ばして、「好きなことを仕事にしよう」という言葉が栄えているのだとすると
少し酷な夢の与え方だなぁと思ってしまうのです。
好きなことを仕事にしている人たちは
あらゆる“好き”を見分けた末、覚悟を持って仕事として向き合っているわけです。
「たのしい」のためには、やらなければいけないこと
向き合わなければいけないこと、乗り越えなければいけないことが
付きものなのだと思います。
たのしくなくなる前に、まずはたのしいを手に入れるためにできること、やるべきこと
その大切さを自分も、そしてこれから増えるチームの人たちとも
向き合っていけたらなぁと、ぼんやり思いました。
こういうお話を、実はKERIL HOUSEでもしていたりします。
特にゲームクリエイターの浅井大樹さんの1日の過ごし方に迫るマイルーティーン編では
冒頭から「辛くない?ものを作るのって」という言葉からはじまります。
幼少期からコンテンツと共に育ち、ゲームを愛する浅井さんも、その過程で辛さを感じている
というお話なのですが、とても興味深いお話です。ぜひ見ていただきたい。
今日もあしたも、いろんな「たのしい」を積み重ねていけるように
一緒に頑張っていきましょう!
